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麦雑穀工房マイクロブルワリー
過去のお知らせ−前編

移動日 2010/12/7

J2010年11月9日 天候に恵まれて作業が進む
s麦類の種まき
 
 日暮れが早いものの、このところ天候がいいので農作業がはかどる。直轄農場では穀粒の収穫を目的とする麦類の種まきを終えたた。今年はライ麦、六条大麦、二条大麦(金子ゴールデン)の3種類。これらを第一農場(不動橋北)にまいた。ライ麦は27列、六条大麦は10列、金子ゴールデンは1列。すでに発芽しているクローバーを発動機搭載の耕運機で浅く掻くと後輪のわだちが残る。ここに麦の種を落として地下足袋で土を寄せた。
 ところでこの畑は10月10にも表面を掻いた。狙いは夏作物の残骸整理だったが、このときすでに常緑宿根化したクローバーが点々と葉をだしていた。それから1ヶ月経過して、クローバーが一斉に発芽した。これをふたたび掻いた。この結果はどうなるか。まだまだクローバーの勢いが強いか。かりにそうであっても、ライ麦なら大丈夫だろうとの期待がある。どうなるか楽しみ。


s万石の性能試験-1(ライ麦を選別)
 
 万石は精麦システムの選別装置として活用しようと考えている。麦の大きさをそろえるのが目的だ。麦の大きさをそろえれば、「より発芽が揃うだろう」との想いである。製麦においては「発芽揃い」が大切。「発芽揃い」を向上させるにはどうすればよいか。うまいビールをつくるための最初にして重要な点がこれなのだが。いくつか課題と問題をかかえている。
 今回の試験は単に「既成の万石に2組搭載されている網のひとつを使ってライ麦を選別した」だけ。結果は、まあこんなところか、というところ。このままでは製麦用途の選別装置にはならない。庭の片隅にちょうどライ麦の中粒ほどの穴をパンチングした植木鉢ネットが目に入ったので、そのネットでフルイを作って選別した。この方が確実か。しかし網に穀粒が挟まってしまい能率が悪い。


s製麦システムの電気工事-2(山際から施設の小屋へ)
 
 今回は区間Aの作業を実施。山際から施設の小屋まで。この区間には難所がある。左写真の幅1mほどの谷。いわば水無沢である。大雨があると急流となって岩や流木が滝のように転がってくる。ここだけは、塩ビ管では弱い。うまい具合に2mほどの鉄管の水道管が軒下にあったので活用した。谷の急流はこの鉄管の下を通る。
 山際からは勾配45度の斜面を3mほど降りて、小屋まで35m。斜面上にはヤマグリがあるし斜面には柑橘類を植樹したので収穫時行き来する。ここも電線の保護対策を講ずる。斜面の中央部から小屋までの区間は区間@同様、塩ビパイプに2スケアの電線を通して埋設した。


sはじめての精米麦機-3(歯に詰まった欠片を除去)
 
 歯に詰まった麦の欠片(左)。これを除去(右)して後日運転を再開。
 螺旋送り機構によってこの部分に溜まった穀類に圧力を与えて籾殻やヌカ、フスマなどを剥離する。つるつる滑る硬い麦皮を剥ぐために二連の歯列がある。


sはじめての精米麦機-2(続けて精麦)
 
 7日に続けて精麦作業。今日は3時間運転した。外皮の籾殻が薄くなり、フスマも剥がれたところがある。一般には歩留まり50%まで挽くという。まだ20%程しか挽いてない。歯を掃除してもう一度やってみよう。

J2010年11月7日 はじめての精米麦機-1(二条大麦を投入)
 
 今年の春、知人から精米麦機をいただいた。精米ばかりでなく、あの硬い麦の精白ができる優れもの。AC100Vで稼動するモーターが搭載してあって、使い勝手がよい。麦雑穀食の身にはたいへんありがたい。いただいた翌日から解体、オーバーホールをおこない、いつでも利用できるように準備しておいた。なのに、せわしい自認百姓ゆえ半年以上もの間、後生大事に貯蔵庫施設のオクリにしまっていた。「使ってみたい」との思いが常に連鎖細胞を刺激していた。とくに、大麦とそれを置いた貯蔵庫の工事中やその施設を出入りするときがいっそう。麦まきの前に。しばらく晴天が続いた。今日こそ精麦日和。
 今年収穫の二条大麦を投入して1時間運転。かろやかな運転音が山あいにこだましている。1時間経過してタイマーが切れた。まだ外皮の籾殻が残っているが麦が暖かくなってきたし、タイマーの上限時間だからとりあえず今日のところはこれで中断。麦を冷まして後日の楽しみに。


J2010年11月5日 製麦システムの電気工事-1(自宅から山際)
 
 今日は気になっていた製麦システムの電気工事を割り込ませた。この工事は施設の下流100mの自宅から、山際を経由して100Vの電源を引く送電線の敷設工事。しかし、実際には10年ほど前に敷設した仮の送電線が存在するのでこれを活用すれば工事は比較的簡単になる。ただし、仮の送電線は単に電線を置いただけなので、藪を刈り払うたびに電線を切断したりショートさせている。気になっているのは切断場所。数ヶ所あるし、仮の手当てだけで10年近く放置しているところもある。なお、山林内は刈り払いを実施していない。そこでこの敷設送電線の区間をつぎのように分けた。@自宅から山際までの区間。A山林内(自宅の山際から施設の山際までの区間)。B施設の山際から施設までの区間。
 問題は刈払いを実施している区間の@とA。区間Bは刈払いを実施してないばかりでなく敷設後10年の間に、電線が落ち葉や落下した小枝に埋もれて埋設したようになっている。この区間は安定しているのでこのまま利用する。
 長い前置きとなった。今日は区間@の作業を実施。自宅から山際まで。詳しくは、自宅外壁から埋設開始場所まで2mmのFケーブルを使用、長さおよそ20m。埋設開始場所には20Aのブレーカーを設置。そこより山林に入るまでの山際区間およそ12m、13Φの塩ビ管に2スケア(断面積)の「より線」を通して埋設した。写真右、ここから山林へと入る。なお、2スケア(断面積)の「より線」は、商用電源に使用すると直径1.6mmのFケーブルに相当するはず。


J2010年11月4日 初霜、越冬作物の播種と植付
 
 6時。いま初霜がおりている。昨日からの快晴で放射冷却だ。「霜がおりているかないか」はこの物置の屋根が白くなってきたかどうかで認識する。実はこの物置、今では製麦システムの貯蔵庫として活用している。30年前の古材をつかって96年に製作、屋根をしっかり断熱したため、今日のような朝、表面材が外気温をそのまま反映する。ほかの建物の屋根や畑に霜が確認できずとも、この屋根だけが霜で白く化粧される。
 この季節、畑では作物が入れ替わる。越冬作物の播種と植つけ作業の時期である。今、植えつけるキャベツは6月から7月に収穫期を迎える。種を蒔いたのが10月4日。それから収穫までに8ヶ月もかかる。化成をふる促成栽培と違いゆっくり生育する。厳寒のなか、地中深く根を張って、じっくりと滋養を蓄えて旨いキャベツとなる。この前後はソラマメ、エンドウ、それに麦類の播種期でもある。タマネギの苗も育っている。この好天の期間中に済ませたい。


J2010年10月28日 放任栽培と敷き草マルチ農法
 
 ズッキーニとインゲン。11月にもなろうとする肌寒い季節なのに両者ともに、2日おきに収穫している。このズッキーニは昨年、近隣の方から苗をいただいた。「韓国ズッキーニ」というらしい。昨年、放任栽培でよく実をつけたので、今年はその種を受けついだ。無肥料、放任で昨年よりも成績がよい。よく着果するし巨大に育ってもたいへん食感よく、香りもよく、美味しい。そしてなお、この季節になってもつぎつぎと着果して育っている。
 インゲンもこんな寒いのによく育つ。株の周囲にはクローバと夏草がぶ厚く敷き草してある。以前、インゲンは「三度豆」だと聞いた。年に三回作付けできるという意味なのだそうだ。ということは年に三回、株を更新するわけだから、意外に早く木が傷んでしまう育て方をされているようだ。
 ズッキーニは放任栽培、インゲンは敷き草マルチ農法。繰り返して、雑草や敷き草のなかには、多様ないきものたちが棲んでいる。雑草や敷き草はそうした生き物たちに快適な生活の場を提供する。もちろん、雑草や敷き草はいずれ腐植となって、土壌の物理性や化学性を改善向上するにしても、いいかえれば土壌に生息する生き物たちの生活環境を改善向上するわけだから、それらは結果的に作物の健全な生育に大きく貢献することになる。


J2010年10月24日 ポンプのメンテナンス
 
 1馬力のポンプの修理をおこなった。プロペラが本体に接触してキーキー音がうるさい。プロペラと駆動部を接続する軸の位置がずれてしまったためだ。
 この1馬力のポンプは醸造のいろいろな場面で使用する。頻度が高く移動が多いこととシャフトに大きな力がかかるためか、軸部分が弱い。ときどき軸位置を調整してきた。工具が適切でなかったのが原因で、右写真の右のネジ山が崩れてしまった。このネジ、ステンレス専用ドリルで除去してしまおうとして四苦八苦したものの除去できない。ま、左のネジが機能している間、なんとか凌ぐか。
 このポンプは2003年、カナダから新品を取り寄せた。500ドルだった。当時、「国内で買えば一桁高い」という話だった。


J2010年10月23日 麦類の種を発送
 
 麦類の種の発送を終えた。発送は期間内に申し込みをいただいた方々を優先した。期間外に到着した封筒の返信作業は種がなくなり次第終了となり、来年のあつかいとなる。なお、昨年、ライ麦は種の分だけの作付けのため在庫少量だったため、ライ麦の取り扱いはこれで終了。

J2010年10月22日 製麦システムの浸麦装置に使用する水槽(桶)を製作
 
 浸麦装置に使用する水槽(桶)を製作した。大きめのリサイクル風呂桶を念頭においたが、あいにくちょうどよいものが見つからなかった。30kgの麦を7袋に分けて、この水槽で浸麦する予定。施設に設置する際、断熱対策と給排水接続工事をおこなう。
 この水槽の材料は10年前に解体した書棚の廃材と朽ちたステンレス作業台の天板。両者とも母屋裏の軒下で埃にまみれていた。書棚の廃材はたくさんあって、いろいろな用途に活用している。付設パブではカウンター掲示板と本棚がそれ。
 水槽の底板にはステンレス作業台の天板を利用している。数ヶ所、面状に錆がでていたので全面を研磨ディスクで磨いた。

J2010年10月21日 アケビと自然薯のムカゴ −野生からのおすそ分け−
 
 実りの秋、アケビが食べごろ。ムカゴが収穫どき。両方ともに製麦施設のまわりに自生する野生。このアケビは施設対面の沢に設置したフェンスの金網にぶら下がっている。腰をかがめばもぎりとれる。しかし普通、野生のアケビは高木の樹冠から伸びる枝の先端の方にツルを伸ばして着果するので、一般に入手が困難。このように腰をかがむだけで容易におすそ分けをいただける野生のアケビは少ない。
 一方、自然薯(ジネンジョ)のムカゴ。自然薯は野生のナガイモであり、ムカゴはそのイモのツルに着果する小芋。山すその低木や篠竹にツルが巻きついているので、手をのばせば容易に収穫できる。直売所で見かけるムカゴは栽培種なので外見が違うし味がまるで違う。ジネンジョのムカゴは丸くて艶があり、ホクホクしている。ご飯に混ぜて炊くと、ご飯がたいへん美味しくなる。今年は大豊作となったので初の「自然薯ビール」に挑戦できそうだ。


J2010年10月19日 製麦システムの乾燥焙燥装置に使用するトレイを製作
 
 緑麦芽を乾燥焙燥するためのトレイを7個製作した。製麦システムの乾燥焙燥装置としては中古のシイタケ乾燥機を用意しており、すでに試験製麦に活用している。しかし、シイタケ乾燥機に付属の既成トレイはプラスチック製のうえに網目が粗いため別途、簡易なトレイをつくって使用していた。
 製作した乾燥トレイの材料は木枠、ステンレス金網1mmメッシュ、3φ鉄コンクリート用ワイヤー10cm×10cmメッシュ。製作を開始したのが9月28日。農作業が割り込む場合があるものの、延べ3週間かかった。こんな調子だから製麦施設・システムがなかなか完成しない。
 加工製作した部品点数が木枠本体で28個、ステンレス金網メッシュ7枚、コンクリート用ワイヤーメッシュ7枚、メッシュ間の金網押え168個、ワイヤーメッシュ押え28個で、製作した部品点数は合計238に及ぶ。既成の金具類は除いている。いかなる品物もできあがったものの部品点数を知ると「そんなに部品点数があるのか」と驚く。


J2010年10月13日 里山ビール(ヤマグリ)の原料、野生のシバグリを収穫
 
 このところ大地からおすそ分けに預っている野生は、ヤマブドウにはじまってネコジャラシ、ナラやクヌギのドングリ、野生ホップ、そしてこのシバグリ。これからはアケビや自然薯のムカゴがある。なんとありがたいことか。種まきせず、もちろん肥料もやらず、秋になったら、もいだり拾ったりするだけの手間。こんなことをいうとなんだか、農耕を知らなかった原始人のよう。裸足で四つん這いになって野山を走るヒトを想像する。
 野性のシバグリ。ヤマグリともいう。サイズは小さい。爪ほどの大きさである。が、味は最高。利平に似てホクホクしている。たしかに美味しい。しかし大方は、小さいから中身を取り出して食べるのがめんどう。こういう材料はビールに向いている。ビールの材料は砕いて仕込む。砕かれた実は麦芽の酵素力によって分子サイズの小さいアミノ酸や糖類に分解され麦汁に溶出する。皮のもつ成分、ポリフェノールやタンニンはビールに酷味を付与するし味を引き締めもする。
 ビールづくりではこうした原料を無駄なく活用できる。昔のヒトは偉かった。ビールづくりでは穀類、麦を製粉せず、まるごと砕いて仕込む。外皮も無駄なく活用できる。人類が農耕をはじめたころのチグリス・ユーフラテスでは、すでにビールづくりが盛んであったという。重ねて、昔のヒトは偉かった。しかし、今のヒトは情けない。この日本では免許なくビールをつくれば違法だという。なんとも情けない。


J2010年10月11日 野生ホップを収穫
 
 久しぶりに朝から快晴。湿気も少なく、すがすがしい。ほんとうに気持ちがいい。ホップの収穫日和だ。まず、毬花のサンプルを2つもぎりとって、ホップの成分を観察した。花びら(正確には苞、ホウ)をちぎって、付け根の部分を露出させる。付け根の部分に、黄色いネバネバした花粉に似たモノをまぶした粒がある。わずかに花の香りがする。野生種としては上出来ではないか。
 黄色いネバネバした花粉のようなモノがホップの要であり、これが苦味と芳香のもと。ルプリンという。ルプリンにまみれた粒は受粉していれば種なのだが、近くに受粉木となるオス株を置かないため、蒔いても発芽しない。 したがって、野生ホップとはいえ、人の手が入るわけだから完全野性ではない。
 今日は、ほんとうに素晴らしい収穫日和に恵まれた。午前中で半分収穫できた。午後は天日乾燥しよう。収穫中、大きなヤマカカシと身重のカマキリに出会った。この周囲では、いろいろな生き物たちが生息している。残り半分は彼らに残しておこう。


J2010年10月10日 s野生ホップの収穫期 s麦まき一ヶ月前
 
 野生ホップが収穫期となった。予報で晴れるという明日、収穫しよう。例年よりも2週間ほどずれ込んだ。 春の低温が影響して開花が遅れたが、たくさん毬花をつけた。ただし、今夏の酷暑と日照りの影響だろう、毬花が期待したよりも小さい。
 11月の麦まきに向けて、畑の準備がはじまった。まあ、常に田畑の状態や周囲の環境をよりよくする努力を怠らない百姓を自認するとすれば、田畑には通年それなりの作業があるわけだから、ことさら「畑の準備がはじまった」というのはおかしな話かも知れない。そこでここでは「11月の麦まきに向けて」と前置きしたわけだが、まわりくどく「麦の種を蒔きやすくするための準備」とする。したがって端的には、夏作物の残骸を片付ければよいことになる。こちらの写真は昨年の風景 。9月と10月、2回刈払いを実施して、5mから6m間隔で枯れ草を寄せた山を築いた。
 今年もすでに2回、刈払いを実施してある。ただし、今年は寄せた山をつくらず、刈払いの際、クローバーや雑草の茎を細断した。それでも、カットしたクローバーや雑草の茎が散らばっているうえに、常緑宿根のクローバーが点々と葉をだしている。両者が存在すると、蒔き溝が切りにくいし、蒔いた種に土をかけにくい。それよりも、この時期からご覧のような親株状のクローバーが茂っているようでは、これから麦の発芽や生育を邪魔するほどに大きく育ってしまうのではないか。。。早めに草カキを実施しよう。クローバーの開花は確認しているので、種が実って落下しているはず。ことによったら麦よりも早く発芽するか。麦との競合の程度はどれほどか。楽しみ。楽しみ。


J2010年10月7日 クヌギのメッセージ
 
 先月、9月8日。クヌギやナラの成熟したドングリがなかなか見つからないと書いた。たしかに、これまでは、ひとつ、ふたつ、その程度ならなんとか見つかった。ところが、今年は様子が違う。それも、この木だけが違う。今、作業中の製麦施設に隣接の、というより覆いかぶさっているクヌギの大木から成熟したきれいなドングリがカラン、コロンと、私の手元に落下している。それはそれでクヌギからの嬉しいプレゼントだと思いたいが、いくつか首をひねるところがある。
 (1)まだ早い。この地域の他のクヌギの木のドングリはまだ生育中ないし成熟中。まだ青い。(2)他の木の周辺には落下してない。自然林化が進むこの地域も常緑樹が目立ち始めているものの、落葉樹のほとんどが、クヌギ、ナラ、山桜であり、なかでもクヌギの大木が多い。その大木の周りを見てもクヌギのドングリはまだ落下してない。(3)枝の先端が枯れている。この木だけである。この周辺の地名を「兔平」という。この「兔平」全体を見渡しても、他に枝の先端が枯れてたクヌギを見ない。
 クヌギが私の想いを察知してドングリをプレゼントしてくれたのだろうとの有頂天な思いもある一方で、こちらの計画と行動がクヌギの彼には相当大きなストレスを与えているのではないかとも考えられる。そのひとつは、数年前から進めている伐採。数ヵ月後にはこのクヌギを伐採する予定となっている。さらに、この製麦施設を設置するために土地をいじくった。整地したり、柱を建てるために穴も掘った。こうした人間のやる身勝手な事柄にたいするクヌギのメッセージがこの現象なのかも知れない。改めて、周辺環境が変わって生活しにくくなったとしても、土に根を張った植物は別の場所に移動できない。環境の変化にたいしてきわめて敏感になるはずだ。それは土に根を張る百姓に通ずる。


J2010年10月6日 土と平和の祭典に向けたビーチャレビール
 『土と平和の祭典』(10月17日、日比谷公園)が会場設営のボランティアスタッフを募集しています。この祭典のメディア発表会(10月8日、ディクショナリー倶楽部ArtSchool)には9月25日仕込んだビーチャレ自給麦芽100%のビールが登場します。
移動日 2010/10/28

J2010年9月29日 春の温床材(育苗土)を運搬(切り返し)して育苗土づくり。
 
 端材の端材を活用した、育苗土づくりの「枠」ができた。春の温床材を取り崩して、この「枠」に積み替える。一般にはその対象物を「堆肥」、その「枠」を「堆肥枠」、その作業を「切り返し」という。しかしここでは、「肥料」という概念を持ちたくないので、その対象物を「育苗土」と表現している。
 さて、温床の中身は、これまで半年以上も放置したままだったから、酸素不足となって好気性分解が進まないところがあり、一部未熟の状態だ。そうしたところは、もとの原料の色と原型をとどめている。とはいえ大方、色は黒褐色だし、水分保持性もよさそうにみえる。ミミズやカブトムシの幼虫など大きないきものばかりでなく、小さくてみえない微生物も、たくさん棲んでいる証拠。
 ところで、 先達の言葉に「苗半作」がある。この意味するところは、いかに「よい育苗土」で苗を育てたか、をいうのだと最近、つくづく思うようになった。もちろん「よい育苗土」なら根張りよく、細根多く、がっしりした外見の苗ができよう。しかしそればかりではない。苗とともに畑に移植される、根圏の生き物達が、大きな意味を持つのではないか、ということだ。いうまでもなく、その効果を期待するには、田畑に化学物質をふってはならない。


J2010年9月26日 切り口が三角の細い端材と角材の端材で育苗土づくりの枠を製作。
 
 製麦施設の建物工事に使った材料は製材所からでた端材のため、活用しにくい材料が多い。とくに今回、余ったそれは、切り口が三角で、細く長いばかりでなく、すべての部位から鋭いバリが出ているので、さわるだけで怪我をする。そうでなくとも端材の活用は手がかかるのだが、そういう使いにくい材料や解体した材料など、いずれなにかに使えると思って軒下に運んだり、トタンを掛けたりして保存する趣味がある。だから、ガラクタがあちこちに散乱する。
 ところで、今回の端材の余りは、なにしろ、さわれば怪我をするような代物だ。早いとこ何かに細工してしまった方がよい。今、考えられるのは、いわゆる「堆肥枠」くらいしかない。
 今春こしらえたた温床の中身を育苗土にするために、その中身を別の場所に移動(切り返し)する必要がある。その中身は温床材であり、いわゆる「一部未熟の堆肥」である。それを別の場所に移動する際、それを堆積するための「枠」。それがいわゆる「堆肥枠」である。


J 2010年9月25日 ビーチャレ麦芽100%で初仕込。
 
 今日は朝から夕方まで仕込み作業。まだ銘柄が決まってないビールを、ビーチャレ麦芽100%で仕込む。とはいえ、工房としては「霜里ビーチャレ」の想いを込めて造る。当該の、ビーチャレ麦芽は今月5日に製麦開始。11日から乾燥と焙燥をおこない、熟成させてきた。酷暑のなかの製麦だったし、製麦後の熟成期間も浅いが、種まき大作戦の事務局からの要請なので、少し無理をした。
 左の写真はマッシング中のマッシュタン。マッシングは蛋白質分解の50℃台と澱粉分解の60℃台に休止をおく、2ステップインフュージョン。これらの仕込み工程は麦雑穀たより 2010年9月25日が詳しい。右は麦芽粕のサンプル。未分解の澱粉が残っている。これが残ると回収率が低い。理由は、なにより発芽が不揃いだった


J2010年9月23日 里山ビール(どんぐり)の原料。
 
 収穫の秋。「カーン」「コーン」と音が聞こえる。母屋の裏に奥行き4mほどの軒を透明な波板で出した。裏山のミズナラとコナラの大木から、この波板にドングリが落っこちている音だ。藪のなかにもたくさんのドングリが落下している。少し若い実だが、このまま放置すれば腐ってしまうから、木の下に寒冷紗を張って収穫しちゃいましょう。右の写真が3日間の成果。小さいドングリがコナラ。
 宅地をはじめ田畑や道路などに接している部分の山林は、狭い帯状だが、適度な日照や風通しが確保されて、「里山」の自然が残っている。ここでは、8月下旬から9月下旬ころまで、成長中の若いドングリが落下する。なかには15cmほどの枝が付いているものもある。ハイイロチョッキリの仕業だ。チョッキリには気の毒だが、低温で乾燥した後、100℃ほどで焙煎して、どんぐりビールの原料にする予定。
 ところで、9月8日にもこの欄でクヌギのドングリを紹介した。こうして今年はドングリの話題を提供するのは、例年よりもドングリにふれる機会が多いからに他ならない。今年はドングリが豊作だ。とくに、着果の確認を目視できるナラ、カシ類、ヤマグリが大量に実っている。これらのドングリは11月下旬ころまでが収穫期。里山ビールの原料がたくさん確保できそうだし、山のケモノには快適な冬になる。


J2010年9月20日 雑草ビールの原料、ネコジャラシ。
 
 ネコジャラシの収穫期となった。しかし、直轄農場のネコジャラシの穂はチラホラ見えるだけ。2007年2008年の植生と様子が違う。昨年同様、今年もパラパラと出ている穂を一本一本むしりとる。このように穂を収穫しては、天日乾燥をやって、一週間分まとめて手揉み脱穀している。作業中、聞こえてくるのは秋の虫の音だけ。毎年、ネコジャラシの収穫はスローな世界を実感する。
 ところで、農場の植生が変化する要因はいろいろあると思う。大きくは温暖化や酸性雨など大気をとりまく変化や気象の影響があるだろうし、14年前に放任自然の藪を開墾して以来の、直接人間介入管理の影響も引きずってもいるはず。ささいながら、人工自然などの語を勝手に導入して気まぐれに、いろいろな緑肥栽培を試行しているのも、植生の変化に影響を及ぼしているのだろう。そういえば、昨年はヒマワリを、今年はクローバーを緑肥として栽培した。このため、夏草の刈り取り期が多少前後したのも、短期的に植生が変わったのは確か。今後、ネコジャラシビールの出番が少なくなるかも知れないが、農場の土壌環境は良い方向に向かっているはず。


J 2010年9月16日  sビーチャレ麦の製麦−乾燥と焙燥− s緑麦芽の芽
   
 【左】先日から作業しているビーチャレ麦の発芽試験では、せっかくだから、寸胴での仕込み量分を製麦しちゃいましょう。ということで、6kgのビーチャレ麦を浸麦、発芽させた。この写真は9月11日。酷暑のなか、天日乾燥を始めたところ。発芽が不揃いだった。すでに理想値の倍近くの長さに達してしまった芽があれば、ようやっと発芽を確認できる穀粒もある。理由はいろいろ考えられる。高い気温の影響を制御しきれなかったのも一因。
 【中】天日乾燥を終えた11日の夕方より翌12日朝まで一晩、このシイタケ乾燥機で風乾。12日は早朝より昇温乾燥そして焙燥。まず30℃〜40℃で10%台まで水分を落としてから、段階的に90℃まで昇温する。燃料は天ぷら廃油。21時、焙燥を終えて常温に設定。できあがった麦芽を噛んでみたところ、なかなか、いいではないか。Ale麦芽特有の歯ごたえ。フワッとしている。いわゆる「溶けている」。この後、根を除去して1ヶ月間ほど熟成させてから、仕込みをおこなう。「溶け」の度合いが適切かどうかは仕込みの収率で判断する。
 【右】これが緑麦芽の芽。天日で乾燥した「溶けすぎ麦芽」を使って仕込むと、仕込み釜の中(マッシュ)を緑の芽が浮遊する。この緑の芽。ご覧になった方はまずないでしょう。発芽工程に次ぐ乾燥工程はいいかえれば発芽止めの工程。その工程が、わが工房では天日乾燥なので、太陽光を浴びた芽が緑に色づく。
 直轄農場で昨年収穫した金子ゴールデンを使用して製麦試験と仕込み試験をおこなった。収率53%。目標は75%。目標に程遠い理由は「溶けすぎ」よりも、麦を栽培した農場の土壌管理にある。ここ十余年間、ろくな緑肥を導入せず、無肥料で麦雑穀を連作してきたため、穀粒がやせ細っている。このため、穀粒に占める穀皮の割合が高く、収率が低い。しかし昨年の秋、麦にクローバを混播した。当初から劇的な効果があったなどとするとオーバーに聞こえるから、ここだけの話「これまでのやせ細った麦粒ではなく、収量は同程度だが、丸々と太った麦粒が収穫できた」のだ。ただし、六条大麦。今、低温で休眠中、そろそろ製麦にとりかかる予定。


J2010年9月14日 製麦施設の建物工事F−屋根工事終了−
   
 【左】頂上部すなわちぐし(棟)をトタンで葺き、その面積を広くとる、と決めていた。そこで、屋根の表面材や構造材と同系色のトタンを、自給農場のあっちこちからかき集めたり、自宅のまわりの軒から外したりして必要量をそろえた。もともと古いトタンをいろいろな用途に再利用してきた代物。洗浄後、歪を矯正して、穴をふさぐ板金作業をやった。
 【中】と【右】。いくども掲載している写真にみえるかも知れないが、施工者本人にしてみると、たいへんな進捗状況である。とにかく、屋根工事が終了した。【中】右にみえる緑の湾曲したトタンは、既存の小屋との連結屋根。【右】柱を補強した。それが一石二鳥。町道側からみる施設が一見、立派になり、それでいて大自然に溶けこんでいる。


J2010年9月9日 この見出し「原料生産の最新トピックス」の1行上にBlogLikeを設置しました。

J2010年9月8日 sドングリと人工自然 s野生ホップ sビーチャレ麦の製麦−発芽−
   
 【左】ハイイロチョッキリに枝を切り落とされたクヌギのドングリ。この季節、ハイイロチョッキリという甲虫がドングリ類の実に産卵をして、その枝を切り落とす。枝の長さは10cmから20cmほど。数ヶ月後、幼虫がドングリから這い出して土中でサナギになる。このように、まだ若い実のうちに被害にあうのはクヌギとナラ。このため成熟したクヌギとナラのドングリがなかなか見つからない。いまはこの周辺でもクヌギとナラの森はほとんど管理されていない。このように明確に虫の被害が現れて、成熟したこれらのドングリが得られなくなったのは、この森が、かつてのような多様な生き物たちを育む里山ではなくなって、荒れた自然林と化したためだ。
 里山という概念は人工自然。これは農作物の自然力栽培と類似する。自然力栽培の農場は人工自然である。自然だからといって、完全放任のままでは作物がうまく育たない。長い年月を通して作物が獲得してきた種の底力が存分に発揮できるよう、日照や水はけを改善する一方で土の乾燥を防ぐ日常の工夫をおこないつつ、土を構成する生き物たちが快適に生息できるように、水持ちよく乾燥しにくい土壌を目指した長期的な視点での管理作業も大切となる。
 【中】野生ホップ。カラハナソウともいうし、和製ホップでもある。春の低温が影響して、例年よりも10日ほど遅れて開花。ここしばらくの酷暑、日照りのため葉が黄色くなってきたが、今日からの雨で元気をとり戻して、おおきな毬花を沢山つけるだろう。
 【右】ビーチャレ麦の発芽試験をやっている。水浸と水あげの繰り返し作業3日目の時点で、発芽率67.5%。う〜ん厳しい。水浸温度が高く22℃、水あげ温度12℃。この程度の温度変化は影響するはずがないと思う。もっと休眠させる必要があるか。まぁ、もう少し様子をみよう。


J2010年8月31日
 s製麦施設の建物工事E−屋根の表面材取り付け−
 
 暑い。今年の夏は暑い。「夏は暑いのがいい」とか「汗をかくと気持ちがいい」などといえないほど酷暑日が連日続く。そんななかでの屋根工事である。さて、材料が足りない。まぁ、こうすればいいか。暑いなか、それなりの考えがまとまる。
 1.重ね合わせを少なくする。
 2.ぐし(棟)をトタンで葺く。
 3.ぐしの面積を広くとる。
 ということで、木製の表面材(松の皮部分)を葺いたのがこれらの写真。うーん。これでは大部分の雨は下地の防水シートを流れる。「プロ向け」と書いてある防水シートなのだから耐久性は大丈夫なのか。東側に「ぐし」として葺くトタンの長さは70cm。西側は1mにもなる。さて、完成時の外観はどうなるか、期待。


 s敷き草マルチ農法
   
 【左】農場に隣接する農道。ここに生える雑草は貴重な資源だ。自給農場では、農場内の夏草ばかりでなく、農道や空き地など周辺に生える夏草も、敷草マルチとして有効に活用している。
 【中】刈り取った雑草は2、3日そのまま放置してから、敷き草マルチにする。夏作物には、すでにクローバが十分、敷き草してある。とはいえ、ナスやピーマンは敷き草が分厚いほど効果がある。ことに、酷暑がつづく今年のような気候ではなおさらだ。敷き草の下や敷き草のなかは、生き物たちの宝庫である。敷き草はそうした生き物たちに快適な生活の場を提供する。もちろん、いずれ敷き草は腐植となって、土壌の物理性や化学性を改善向上するにしても、いいかえれば土壌に生息する生き物たちの生活環境を改善向上するわけだから、それらは結果的に作物の健全な生育に大きく貢献することになる。これは敷き草マルチ農法の一端であり、無肥料不耕起栽培の典型的な例。
 【右】花オクラ。この畝は雑草で埋めつくされているので、他からマルチ資材を持ち込んでいない。いかなる畝でも、畝の雑草は作物よりも大きくなると刈り取って、同じ畝の敷き草マルチとして還元する。ただし、緑肥として栽培するライ麦莢とクローバーの葉茎は別格扱いとなって、別の畝に持ち出す場合がある。


 s里山の幸−梨とヤマブドウ−
 
 【左】ヤマナシではないのに里山の幸。それはこの場が里山だから。8月25日、幸水を2個、収穫した。小ぶりだったが、それはそれは美味しかった。それにしても、ここまで育ったのははじめてのこと。およそ15年前、たしか、長十郎と幸水を植えた記憶がある。来年からはたくさんの収穫を期待したいので、これからは敷き草マルチを十分施してあげましょう。
 【右】ヤマブドウも収穫した。糖度19.5。熟しているのはほんの一部だけ。まだ青いのもあるし着果中のものもあれば開花中の房もある。なにも手をかけずに、収穫だけを楽しむ。贅沢を堪能する、里山の幸。


 s製麦施設の建物工事D−屋根の下葺き、桟木の取り付け−
 
 【左】屋根の下葺きには防水シートを張った。アスファルト養生シートだ。耐久性はいかほどか。普通なら、このシートの上に桟木(さんぎ)をに水平に取り付けて瓦を載せる。しかし、この屋根は表面材の性質から、雨水の多くがシート上を流れるので、桟木を水平に取り付けたら、桟木に雨水が停滞する。そこで、下葺きシートの上に縦方向の桟木(いわゆる垂木)を取り付けて、その上に水平の桟木を取り付ける。
 【右】和瓦は一般に引掛葺き(ひっかけぶき)という方法で施工する。水平に取り付けた桟木に瓦の爪を引っ掛ける。釘や針金で固定するのは端部だけだ。しかし、我流のこの屋根材は引っ掛ける爪を加工してないし、和瓦と比較するとたいへん軽量。ひとつひとつを釘で桟木に固定しなければならない。


J2010年8月15日 製麦施設の建物工事C−野地板はり−
   
 【左】8月12日。野地板をはり始めて一週間。こんな小屋の野地板。材料がそろっていれば一日仕事ではないか。雨もようだから、しかたないとしても、端材を活用しての作業だから手がかかるのは承知のうえだ。【中】8月15日。8割方、野地板を貼った。簡易だが、足場も組んだ。【右】野地板はりのあいまに、屋根材をカットした。目測の見積もりでは十分とみえたが、とても足りない。どうするか。
 ところで、この屋根材。どういうふうに葺くか。繊維方向を上下に、木立のままに、つまり縦に葺くか。繊維方向を左右に、つまり横に寝かせて葺くか。いまだに決めかねている。常識では縦。縦なら、雨水が自然に流れる。しかし、この材料で、雨水が自然に流れるだろうか。否。表面がゴソゴソしているので、それはない。非常識の屋根材だ。非常識に、横に葺こうか。おもしろい小屋ができる。


J2010年8月13日 害獣害鳥と化した野生
   
 【左】1本も残らず食い荒らしてしまったサツマイモ畝。山の落ち葉を集めて温床づくりから始めて、およそ200本の苗を順次、育てて植付けた。今年は早稲の紅東や晩生の紫芋はもとより、食味の優れた紅小町やアンノウ芋も苗をつくって植えた。楽しみにしていたのだが。全滅。【中】里芋、八つ頭も。【右】あげく、収穫を終えたトウモロコシの根までも掘った。
 当初は子育てをしていたキジが、サツマイモ畝の半分を突っついただけだった。杭を打って防獣ネットを張ってからはアライグマらしき鋭い爪を持った獣が侵入。そして、足場材の鉄管をネット下に敷いてからはイノシシが荒らしている。侵入する動物は、徐々に、入れ替わるたびに、大型になった。建物、住宅に巣をつくる動物もそうだ。当初、コウモリやヒヨドリなどが営巣する。次いで、その侵入路を利用してリスやムササビが子育てをするようになって、侵入路がさらに大きくなる。そうすることで、より大型のタヌキやハクビシンが出入り可能となる。
 獣の行動は自然の仕業。獣たちがそういう行動をとるようになった。大自然がそういう仕業をするようになった。そうなるように、この環境を加速度的に変化させたのはわたしたち人間にほかならない。
 しかし、困った。北に隣接した畑では「大豆も全滅」という。「耕作する気力がなくなった」という方もある。感電柵や猟友会の方々の活動の効果は一時しのぎでしかない。抜本的には、わたしたち人間が昔の生活にもどれば良いわけだ。しかし、私は中途半端者なので、それは現実には困難かなぁと思う。とりあえずできること。それは、里山の復活だろう。自然環境対策の観点から里山の機能にかんして周知されておられるが、あらためて里山を学ぼうが詳しい。埼玉県森林ボランティア団体一覧のページもある。

移動日 2010/9/8

J2010年8月9日 たくましい野生種、ヒョウタンカボチャ
   
 【左】拙宅の周囲は昔里山、今は荒れた自然林。それでも宅地や田畑に接するところは拓けて明るく、線状だが里山そのものの環境になっている。ここでは興味さえあれば、山菜をはじめ山野草や木の実など年間を通して楽しみがある。そのひとつが、このヤマブドウ。地面に接しそうなので篠竹でつっかい棒をしてあげた。そういえば紅葉の季節、群馬、長野、新潟の県境付近でよくみかけるヤマブドウはもっと大粒なのだが、ほとんどが高木の高枝にぶらさがっている。そのためサルにはともかく、人間には手がでない。それにたいして、ここ小川のヤマブドウは小粒だが収穫が楽。ヤマブドウといえば半世紀も前のこと、子供のころを思い出す。寮生だったユニークな同僚がこれを押入れに隠した一升瓶にコツコツと貯めて、貯めては棒でつっつき、ぶどう酒をつくっていた。里山はそうしたユニークな人間をも育んでいた。
 【中】野生種のたくましさ。いっぺんに熟さない。左の写真では熟して食べごろ。しかし、この写真。同じ枝から少し伸びた先の房はまだ青い。そればかりか、その上にさらに伸びた枝では着果中の房があるし、その先では房全体がまだ開花中であったり、これから花芽が成長する房もあるのだ。食害する動物、とくに昆虫にあっては被害をあたえるのはほんの一時だし、酷暑・乾燥も普通長く続かない。ある一時期の房が被害にあっても、ほかの時期の房が生き残る。これにたいして、人間の都合に合わせて改良改悪した栽培種は、栽培収穫が楽にできるよう、ほぼ同時期に成長開花して、いっぺんに熟す。したがって、あたりまえの気象変動で被害がでたり、生物相が単調になり肥料をふれば害虫の養殖場になったりする。
 【右】ヒョウタンカボチャ(バターナッツ)を収穫。ツルはまだ元気にグングン伸びて、雄花メ花とも咲いているので第二弾が実る。当初は連日、メ花だけが開花した。それも各ツルに鈴なり状態でメ花がついた。ところが雄花がつかなかったため別の畑から、カボチャやズッキーニの雄花を摘んできて人工授粉をした。その甲斐あって着果して、こうして大きく育った。ところが着果して大きく育ったのは、3本しかない主幹の各ツルにそれぞれ1個づつなのだ。それ以外に着果した実は、跡形もない。なにかが食べた。種が、なにかに食べさせようと仕向けたのか。連日、数えられないほど受粉した。今年はたくさん収穫できる、と期待していたのだが。自然は厳しい。この種は「この風土では、主幹の各ツルにそれぞれ1個づつ」と、厳しい決定を下したのだろう。「ひ弱な子がかわいそう」など情を込めては、この種は滅びる運命を察している。カボチャのみてくれはイヤシだが、ヤマブドウとは対極の、種の生き残り方略はたいへん厳しい。


J2010年8月8日 ブルーベリー収穫開始、防獣ネットを破るキジでもなければイノシシでもない
   
 【左】ぼつぼちと収穫を始めたブルーベリー。原種に近い極晩生のうえに今年は春の低温が影響して、遅い。【中】鋭い刃物の持ち主。ハクビシンかアライグマか。この周辺には両者ともに生息しているというが、姿を確認してない。7月31日、ネットを張った当日、下をくぐって侵入したので即、足場材の鉄管を敷いた。すると翌日、ネットを破って侵入。【右】まだ小指ほどもない芋の根を抜いてしまう。まだ、1割か2割、残してくれている。ありがたい。

J2010年8月6日 小麦の調製と粉砕
   
 【左】この6月21日に収穫・脱穀した小麦。大きなゴミをフルイで選別後、天日乾燥して、そのまま物置に放置していた。8月5日、思い立って、きちっと調製した。まずは還流式精米機で籾殻や穂茎を、すり潰す。この還流式精米機でもゴミを選別する。しかし、微細に砕けて網から落下するモノだけ。軽量のゴミや潰されて大きくなったゴミは落下せず残るので、箕選が不可欠。【中】籾摺り機を箕として利用。これらは年に何度も使うわけでもないので都度、掃除やセッティングをしなければならない。【右】8月6日、試し挽き。製粉機−やまびこ号−で粗挽きした。まずは製パンしてみる。
 ところで、【左】と【中】、注目は動力。今回から、バインダーからエンジンを外してきて利用している。これまでは3mものベルトを使用して、耕運機に搭載されている発動機から動力を伝達していた。なつかしい、あの独特のエンジン音。燃料は天ぷら廃油でok。スローな作業を楽しめたのだが。それは元来、移動を狙った動力源だけに固定しにくく、伝達機構がたいへん不安定。しばしば作業中、精米機を倒してしまっていた。一方、籾摺り機を箕として利用する場合は、ほんの小さな動力で事足りる。発動機では重厚巨大過ぎる。バインダーのエンジンは小型軽量だし、手元で制御できるので扱いやすい。。。合理主義的か。反省。


J2010年8月5日 製麦施設の建物工事B
  
 【左】7月26日。柱材を加工。地面に接している形状の端材、そのままでは端が邪魔になるので、上に載っている板材のように加工する。【中】8月1日。一ヶ月前、4箇所に埋めたコンクリート束石は堀りとって、4本の柱を掘っ立てた。文字通り「掘っ立て小屋」になる。酷暑のなか、作業は緩慢。【左】8月2日。東西の梁2本を取付。端材の特徴、個性がでるよう工夫してはいる。

 
 【左】8月3日。南北の梁を取付た。【右】8月4日。垂木工事。図面なし。思いつきでつくる。ここにある材料でつくる。とはいえ、なんとなく、完成時の外観が想像できる。これからの工事は、足場を組まないと、能率が悪いし、とくに屋根工事は危険。事故は手抜きから発生する。

J2010年7月31日 防獣柵、キジの追跡を振り切ったアオダイショウ
   
 【左】今年はサツマイモ畝3列に防獣柵を立てた。とはいっても簡易ネットを張っただけ。今日、ネットの支柱を立てている最中に3羽の子キジが走り去った。すでにサツマイモ株のほぼ半分、根元を突っついている。蔓は地面を這えば根が出るので枯れず、育つ芋もある。しかし、突っついたところから雑菌が入って収穫後、保存中に腐ってしまう場合が多い。とくに長梅雨の年にはすべて腐ってしまう。今年は梅雨明け後も湿度が高い。突っつかれたイモは大丈夫か。さて、キジは、すでに2羽が巣立ったし、今走り去った残り3羽も巣立つ時期だ。勝手だがキジにはほかに移動してもらう。今年はキジばかりではない。イノシシや鹿も出没している。「簡易防獣ネット」でどれほどの効果があるか。ネットは地面に垂らして、外側に向かって20cmほど敷いてある。この20cmがイノシシ対策のポイント。
 【中】これも支柱を立てている最中。キジのオス親が1mほどのアオダイショウを追っかけた。残念だが捕まらなかったし、シャッターを切ったころには藪のなかに逃げられていた。アオダイショウは、身長の半分ほど、50cmほども、かま首を持ち上げて、それは速かった、速かった。なにしろ追いかけるキジを必死で振り切った。災難の青ちゃんにはかわいそうだが、こっけいな光景だった。【右】この藪のなかに逃げたのは確か。キジは人間の存在などかまわず、藪のまわりをしばらく探していた。


J2010年7月29日 緑肥のクローバーを刈払い
     
 【左】麦の畝間に蒔いた赤クローバが倒れて茎が長く成長した。夏には地上部が枯れる、と思っていた。ところが元気に生育しているし、元気に花をつけ続けている。すでに二度、刈払いを実施して敷き草マルチに活用しているが、刈っても切ってもわき芽が育ち成長する。伸びた茎は繊維が硬化している。このまま放置して秋になってから刈払いすると、麦蒔きしにくい。【左中】景観も狙った。ひとつひとつの花は柔らかく可憐だが、目立たない。【右中】酷暑のなか、2日かけて、刈払機でカットした。夏作物には敷き草マルチを分厚くできる。しかし、重労働。来年はなにか工夫を要す。【右】刈払機のシャフトにオニヤンマが挨拶にきた。赤クローバの刈払いを抗議しているかのような態度だ。しばらく静止して、こちらをにらんでいた。今日、このクローバの畑ではオニヤンマ以外にも、アオダイショウ、キジの赤ちゃん2羽、大きなヒキガエルにも合った。クローバは全部刈らず、一部残してあるし、周囲にはたくさん藪があるので安心。

J2010年7月26日 ビア樽の保冷箱を製作
 10Lのビア樽を8本収納する保冷箱を製作している。当面はフジロックに出荷するビーチャレ麦をつかったビア樽を、工房からイベント先までの車中での保冷や現地で待機中の保冷に活用するのが狙い。
 
 【左】箱と扉の外枠ができた。サイズは横幅、高さ、奥行きすべて、およそ70cmほどの立方体。庭の芝生の上で作業。炎天下は酷暑なので簡易テントを張っている。【右】25mmの断熱材。18年前から仮住まいや物置などを製作した際のハギレ、工房の貯酒庫や発酵用ホイロを製作した際のハギレなどを後生大事に保存してある。数種類ある。パール色、水色、光沢のある表面、ざらざらした表面。これらをパッチワークして、糊が半乾燥するまで押さえておく。あとは扉枠の表面にデコラを、裏側に断熱材を貼り、チョウバンとパッチン錠を取付ければ完成する。

J2010年7月24日
 農業共済新聞 2010年7月3週号 3面(暮らし) に「納得の地ビール造りへ 自家産小麦・雑穀を有効活用」のタイトルで掲載されました。

J2010年7月21日 除草、毒をつかう慣行農法、その他
   
 【左】農場の除草作業の途中。あまりに暑いので、日陰になっている製麦施設の隣、農具小屋と去年の薪集積場周辺の除草作業となった。「野ばら」や「野イチゴ」が多い。両者の響きはいいが、茎にも葉にも万遍にあるトゲが困る。痛い。それに「野ばら」の根はたいへん硬く丈夫。「野イチゴ」の根は遠方まで伸びており、根が浮いたところから芽が出る。両者ともに、やっかいもの。
 【中】暑くて、熱くて、中断した除草作業。いくら除草しても草がでる。やっかいものの草が生える。そう思う場合もあるが、雑草のなかにはミミズやクモなど益虫がたくさん棲んでいる。とくに作物がない季節には、雑草も生き物にとっては大切な存在だ。慣行農法では畑に毒をまくので、雑草がなく土ぼこり(毒)が舞ったり、不自然な草で覆われたりする場合がある。そういう光景をみると気がめいる。
  毒。農薬はいうまでもなく化成肥料も。たとえばカリ。「最良の場合でも塩化カリや硫酸カリでは50%以上の不純物を含んでおり、カイナイトでは廃物の割合は88%である。これらの不純物は植物の生命に対して非常に有毒であり、多くの場合に決定的に有毒であることを知っておかなければならない」J.I.ロデイル著、一楽照雄訳『有機農法』p173。
 毒の懸念はすでに100年以上にもわたって多くの方々が啓発されてきている。にもかかわらず、票のための飴バラマキ農政からくる税金投入もあって、あたりまえのように農薬と化成肥料に頼った規模拡大と単作化を進展させてようとして結果として、環境破壊型の短期的な視点での効率追求に立脚した農法が幅をきかし続けている。なぜ健康志向、環境保護、循環型農業に移行しようとしないのか。背景にあるのは、オーバーする地球号定員の適正化をソフトランディングさせようとする、とんでもない強い力が作用しているように思えてならない。
 【右】ひょうたんカボチャ(バターナッツ)の雌花。17年ほど前、知り合いからいただいた種を受け継いでいる。今年はいまのところ雌花しか持たない。この兎平農場周辺にはカボチャ類が生えてないため着果しない。そこで今日から連日、離れた不動橋農場に植えたカボチャやズッキーニの雄花を摘んできて、人手で受粉させることにした。

移動日 2010/8/6

J2010年7月18日 里山ビール[ドクダミ・十薬]の原料を収穫
   
 【左】梅雨明けと同時に、ドクダミ(十薬)が収穫期。早朝、自給農場の東屋周辺に群生しているドクダミを鎌で刈り取った。【中】刈り取ったドクダミは官ノ倉山系の伏流水で洗った。何年、何百年かかってここに到達した水なのだろう。雑菌類ゼロ、ミネラルが少し多い。こんな水を好きなだけ使える。つくづく贅沢に思う。【右】真夏の太陽で天日干し。布団干しの上に緑麦芽や雑穀類乾燥のためにつくった1m×2mサイズの網枠。下からの風が抜け、よく乾く。

J2010年7月17日 里山ビール[蜂蜜]と玉虫・カミキリ虫
   
 【左】友人から濃厚な蜂蜜をたくさんいただいた。この容器だけで5Lある。どのような蜂蜜ビールができるか楽しみ。 【中】と【右】製麦施設のすぐそばに集積した薪に産卵中の玉虫とカミキリムシ。今年伐採して集積した薪にはこの時期に寒冷紗を掛けて彼女らの産卵を避ける予定だった。しかし、カット・集積する前に、すでにたくさんの小型カミキリムシが沢山とりついてしまっていた。このため、その後に寒冷紗を掛けても無意味と思い、そのまま手抜きの状態になっている。

J2010年7月16日 籾摺機のオーバーホールと製麦施設の排水工事@
   
 【左】製麦システムの主要要素のひとつ選別装置の本来の機能は「籾摺機」。これはその要であるヘッド部。梅雨後期、雨量が多いので、先週の土曜日より屋外作業を一休みして、このヘッド部をオーバーホールした。清掃、分解、清掃。ゴムローラーが磨耗していない。これなら雑穀の籾摺りもうまくゆくはず。楽しみ楽しみ。
 【中】梅雨後期となった。梅雨明け前、道路が湿って掘りやすい時期に、町道を横切る配水管を埋設する。沢からの取水は24時間、かけ流しである。その水は一部麦が吸水したり蒸発したりしても、そのほとんどを再び沢に戻すことになる。放流地点は施設対面の沢。取水口より6百m余り下流だ。そこで施設対面に排水管を埋設する溝を掘ろうとした。1mほど掘り進んだところで巨大な岩盤にあたった。柄長2mのハンマーでたたいても火花が飛ぶだけでひび割れしない。ここを掘り進むのは断念。
 【右】先の場所より5mほど下流に溝を掘った。配水管が町道を直角に横切る。「わだち」には両側と中央にイネ科の雑草が生えている。ところで、この施設予定地より上流には民家がなく、耕作田畑もない。つまり、この町道は生活道路ではないのだ。ところがこの「わだち」は四輪自動車のそれだ。なんのために四輪自動車が通るのか。ひとつは春の野鳥が狙い。ほかに上流にあるダムでの釣りが主。冬場、山仕事にゆく人が一人二人あるが、その方たちは徒歩か自転車だ。


J2010年7月8日
 s7月発刊 松本すみ子著『地域デビュー指南術 〜再び輝く団塊シニア 』 190〜194ページに掲載されました。

 s里山ビールの原料、ヤマモモを今期初収穫。これからしばらくの間、収穫が続く。
 
 今年は、この前後に熟す果物の多くが、開花期に雪や霜にあった。その影響か、今年のヤマモモは小ぶりだ。それでも季節の風味は存分に楽しめる。

J2010年7月7日 製麦施設の給水工事Cと建物工事A
   
 【左】難工事の配管区間、30m。ガレキに篠竹の根が絡む。1日に4mから6mほどずつ掘り埋設してきた。
 【中】7月6日、難工事区間を終えた。我ながらよく頑張った。この時点ですでにそう思う。続けて、ひらけた平坦な区間の工事に入った。すでに埋設してある細い配管が手前に見える。たいへん細く埋設が浅い。これは隣家で庭の池に給水する目的で敷設されたのだが、およそ10年ほど前、ここより50mから100m前後ほど上流区間を原木伐採業者のキャタピラ重機が幾度も通り、寸断したままになっている。この配管はこのままにして、新規の配管はこの下10cmに埋設する。
 【右】並行して進行している建物(作業小屋)工事。コンクリート束石を4ヶ所に埋めた。が、柱を直接埋めるかどうか。水糸、曲尺、水準器をつかって水平や直角を出して埋設位置と穴の深さを確認したものの傾斜地なので結果として「いいかげん」でいいことになった。つまり高さの基準に、土地の傾斜を受け入れるのか、地球の重力を基準とするのか。それに4ヶ所を結んだ形状が、きれいな長方形がよいか、歪んでも平行四辺形ならよいか、台形になるかだが、「どうでもよい」とした。地形になじんで柱を立てる。ゆがんだ掘っ建て小屋は、風情がある。


J2010年7月4日
 産経新聞 2010/7/3(土) 朝刊(生活面) −ニッポンの食がんばれ−「有志グループ 生産過程にかかわる魅力」の見出しで掲載されました。

J2010年6月29日 製麦システムの選別装置@と製麦施設の給水工事B
   
 【左】当該選別装置の役割は穀粒の大きさをある一定以上に揃えること。およそ10年ほど前、不用品回収業者からいただいた籾摺機が施設予定地の農具小屋にある。この籾摺機はゴムロール式で万石機能が搭載されている。実はこの万石機能を利用して「粒揃え」ができないかと考えて6月28日、農具小屋より取り出した。
 【中】当日は自宅庭の物置軒下に運搬して解体と清掃。後日あらためて、オーバーホールして機能試験を実施する予定。なお、万石は籾米と玄米の選別ばかりでなく、江戸時代より玄米中の屑米や精米中の砕米の除去にも利用されてきたというほど練れた道具なのだから、ビール麦の選別にも工夫して活用できるのではないかと期待している。
 【右】6月29日、しとしと降り続く雨。配管の埋設工事に都合がよい。土が軟らかいとはいえ、今日は10mほどの埋設工事で終了。これからの30mが楽しみな難工事区間。その先は予定地まで比較的拓けた平坦な100m区間となる。


J2010年6月25日 製麦施設の建物工事@−骨組み材(製材所の端材)到着−
 
 近隣の製材所からでた端材を運搬していただいた。ユニック付きの4トン車1台分。杉の皮を屋根材に、肉の部分を骨組みに利用する算段だったので、杉の端材が欲しかったのだが、今期は杉の製材を終えたという。そこで、今回運搬していただいたのはほとんどが米松。皮がない。まあ、骨組みの建築には都合がよい。このため、杉皮による屋根葺き工事は来期に持ち越しとなる。

J2010年6月20日〜 製麦施設の給水工事A−沢からの取水と配管−
   
 【左】この点検栓は取水口よりおよそ500m下流。施設予定地より150mほど上流となる。今ではこの位置まで水が通るようになった。5月下旬より、ときどき水の通りをチェックしている。しかしこれでは水量がたよりないので6月23日、取水口をさらに上流の急流15mほど登った位置まで延長する工事をおなった。どれほどの水量になるかは後の楽しみ。なにしろ24時間、かけ流しである。
 【中】この工事では、ここより町道を横切らせて、新たに管径の太い配管を埋設する。崖下の配管より町道までの高さが1mほどもある。まさか町道を1mも掘り下げられない。ここを、水流が途絶えないよう、逆勾配にならないよう、どれほどスムーズに配管できるか。水流に異常な抵抗あれば、土や砂などが詰まる。ここは手抜きができない。
 【右】町道を斜めに横切るため、この部分の配管長は10mもある。梅雨の真最中、小雨が降るなか、土が軟らかく、この工事に都合がよい。この「町道を斜めに横切る」工事をはじめて終えるまで、ここを通行したものは拙宅で飼っている山犬2匹と彼らより1才上の姉1匹の散歩だけだった。


J2010年6月21日 小麦の収穫
   
 【左】新戦力のバインダー。実は近くのジャンク屋さんから、いくども「ボロですよ」と念をおされつつ5千円で入手して、2週間かけて修理した逸品。なぜジャンク屋さんにあったか。なぜ修理に2週間もかかったか。比較的新しい機種だが、海岸近くで潮風にあたっていたのか、肝心な部分が腐って朽ちてしまっている。ネジがあっても回らない、ビクともしない。それでも苦労の甲斐あって、こうみると、新車のよう。大きく成長した赤クローバのなかに立っている小麦をきちんと刈り取って束ねる。
 【中】小麦を刈り取って搬出したあとの、赤クローバ。来年の麦は豊作のはず。
 【右】翌21日と24日、晴れ間をみはからって天日乾燥。脱穀後、ふるいで大きなゴミを選別した。この後、箕をかけて保存する。


J2010年6月10日 六条大麦を天日乾燥、ほか
   
 【左】ここ数日天気がいいので、7日に刈り取り脱穀した六条大麦を天日干し。使用している脱穀機はたいへん古いが、麦芽用途に具合良く、ノギをつけたまま脱穀するほどに、やさしく脱穀する。力ずくで脱穀してしまうと、穀粒が割れたり潰れたりして、発芽歩留まりが低下する。
 【中】麦莢は東屋の屋根材になる。これも天気がいいので、きれいに調整して、天日干し。2段。
 【右】製麦施設予定地周辺。刈払いをやって綺麗になっている。ここ一帯に転がしておいたクヌギ丸太の整理作業が大詰め。残り1割ほどをカットして積み上げれば終了する。すでに堆積場には屋根をかけた。今年は周囲に寒冷紗を垂らして、ルリボシカミキリとタマムシの産卵を避ける予定。これらの虫が産卵すると冬季、部屋に持ち込んだ薪のなかの幼虫が木を食べる音が「バリバリ」聞こえる。生き物が棲んでいる、その薪をストーブにくべるのは辛い。


J2010年6月6日 ビーチャレの麦収穫、ほか
 翌日、7日には直轄農場の六条大麦を収穫した。
   
 【左】参加者60名。10時半にスタートして昼には刈り取りを終えた。【中】贅沢な陣容。コンバインを運転するのは霜里農場の金子さん、その左で刈り取った麦を載せているのが河村さん。この貴重な大麦でビールをつくるのだ。【右】直轄農場の六条大麦。バインダーの具合が悪いので、こちらでも手刈り。一輪車で東屋に運搬して脱穀をおこなった。いずれの大麦畑もスズメを一羽、確認できただけ。これまでよりも多くの麦を入手したのだが、素直に喜べない。

J2010年6月4日 麦刈り
 六条大麦の一部を刈り取ってハサ掛けした。
   
 【左】鎌で刈り取り、稲ワラで結わえて、ハサ掛け。今日は畝1列だけ。【中】と【右】ここ数日、バインダーの修理に手間取っている。中古を入手して使っていた兼業農家から「エンジンだけでもどうか」との話で、十数年前にいただいたバインダー。修理しながら活用してきた。エンジンのかたちは中耕管理機と同じなのだが共通部品の割合は5割程度。今年は、電気系統は部品交換なしで、スパークが出るようになった。燃料系はフェールコックと燃料チューブを交換してキャブレータを掃除した。燃料系統もokのはず。だが、異常な爆発音。キャブレータ側から火が出る。点火タイミングが合ってないのかな。ポイントのベーク板が磨耗しているようにみえるが、手持ち部品が存在しない。

J2010年6月2日 麦とクローバー
 工房直轄農場の六条大麦が成熟した。ここ数日好天なので今週が収穫適期。今年は低温ぎみだったので、例年より2週間ほど遅れている。
   
 【左】と【中】畝間に育てたクローバーが麦の背丈に近づくほど大きく育った。このクローバーを刈払って、数日置いてから麦を刈り取る。【右】クローバーを刈払って2日目。大麦の刈取準備完了。
 それにしてもスズメはどうしたのか。これまで六条大麦は3回の作付けを経験した。いずれも100%がスズメとヤマバトの取り分だった。ここ数年、スズメが減ってきているとの感触を得ていたので、今年こそはこちらに何割かまわってくるだろうと考えていた。しかし、ご覧のとおり、まったくスズメがこない、スズメがいない。これを喜んでいられるほど単純なひとはいないだろう。スズメが減った理由は住宅の構造などではない。『沈黙の春』と『複合汚染』がよぎる。

移動日 2010/6/29

J2010年5月29日 給水工事@−取水−
 製麦施設の給水工事。今日は取水工事をおこなった。
   
 【左】今日は雨もよう。どんよりした一日。今日からの給水工事は取水口の再生からはじめる。沢の水位がさがった。というより、水の流れで沢底が削れたのだろう。水位よりも取水口の方が30センチも高くなってしまったので、40φのパイプを8m延長した。【中】取水口よりおよそ30m下流に「泥抜き」を発見。およそ15年ぶりに水が通るか。どきどきわくわく。思いのほか、容易に通った。感激。【右】さらに200m下流に発見した点検のためのチーズと栓。ここも思いのほか容易に通った。ふたたび感激。雨が強くなってきた。きょうはこれくらいにして残りは、後日の楽しみ。

J2010年5月29日 地ビールチャレンジのビール麦収穫日が6月6日に延期
 
 【左】農村センター手前の麦畑ではビール麦が成熟したが、収穫日が6月6日に延期となった。スズメの大群はまだきてない。今日、明日は雨だという。麦雨のひびきはよいのだが。成熟してからの雨、穀粒にとっては脅威。
 【右】これは地ビールチャレンジやビール麦にも無関係。製麦施設予定地周辺の主、青ちゃんの抜け殻。これほどきれいに脱いだ抜け殻ははじめて見る。目玉までわかる。牙まで脱ぎましたか。明日確認。青ちゃんの年齢は推定30才。ここには大物の「青ちゃん」が2匹、それに毒蛇といわれるけれどもたいへんおとなしい「ヤマちゃん」と「マムちゃん」も大物が棲んでいて、これからの季節は町道対面の暖まったコンクリのうえで、そろって昼寝をする。


J2010年5月19日 大麦秋
 大麦が黄熟期となった。これまでは穀粒が柔らかく、つぶすと乳状の柔らかい汁がでた。いまはつぶしても汁がでない。粒が充実して硬化しつつあるのだ。穂の色も徐々に黄金色に染まってきた。小麦やライ麦はまだ開花中か、早くても乳熟期だ。そこでこの時期、大麦だけの麦秋だから「大麦秋」。
   
 【左】地ビールチャレンジのビール麦。農村センター手前。野鳥はまだ来てない。今日、この畑の周囲でスズメを1羽、確認しただけだった。ちかごろ、確かにスズメが減った。10年ほど前までは、拙宅の屋根にはスズメの巣がたくさんあって、うるさいほどスズメの赤ちゃんの声が聞こえたのだが、いつしかまったく声が聞こえず、姿を見なくなった。代わりに激増したのが侵略的外来種。体が大きく、口笛のような美声だが、けたたましくさえずる、ガビチョウだ。それにしてもスズメは拙宅の周辺ばかりでなく、三枚の自給農場周辺でも、ふだんは姿をみなくなった。しかし、気を抜いてはいけない。大麦が熟した畑には必ずやってくる。少なくとも、去年までは、大群でやってきた。たとえば、これは昨年5月13日の大麦畑 そして5月29日の収穫日。これをはじめて比較された方は「壊滅状態」とみるはず。対策は早めの収穫。
 【中】工房直轄農場の六条大麦と赤クローバー。六条大麦の畝間に緑肥と景観目的に作付けした赤クローバーが大きく育った。赤クローバーが農場にどのように映えるか、楽しみ。写真をみると六条大麦が銀色に登熟しているが、肉眼ではこれほどのコントラスト比を感じない。
 【右】温床にてサツマイモの育苗中。紅小町と紫芋。紅小町は食べておいしい。紫芋は色がきれい、調理向き。あたたかい日が続いたので芽が育ちはじめた。20〜30センチほどに伸びたら、根元でカットして、昔から小麦の畝間に植付けたものだ。ところが、今年の直轄農場ではすでに麦畝にアワとキビの種をふってしまったので、麦畝はつかえない。サツマイモは、一昨年まで、毎年子育てをするキジの親子と分け合ったのだが。昨年は2頭の若いイノシシが台頭した。イノシシはサツマイモの後作、大麦とクローバーを蒔いた後も、なんどもその場所を掘って荒らした。この場所は今、なにも育ってないからサツマイモの植付けに都合がよい。人間の勝手を承知でイノシシ対策を考えなければならない。


J2010年5月15日 カラハナソウ、和製ホップ、野生ホップ
 製麦施設予定地の西斜面に繁殖したカラハナソウは和製ホップであり、野生のホップでもある。これまでクヌギの大木が光を遮っていたが、今年から陽の光をたっぷり受ける。元気に蔓を伸ばして、大きな毬花をたくさんつけるだろう。うまくゆけば、今年の秋には野生ホップをつかった地ビールが誕生する。
 ところで、酒類の製造にかんしてはがんじがらめの法規制が存在しており、使用する材料にも厳しい制約がある。前例のない材料を使用するとなると簡単に醸造okとはならない。しかし、カラハナソウを使用することについては2003年、すでに「酒類等の製造方法申告書」と「ビール・発泡酒の1仕込製造方法」を提出しており、受理されている。
   
 【左】野生ホップの根周辺にクヌギ丸太がのしかかっている。これ以上放置しておけないので、ひとまず丸太をわきによけて、蔓を整理する。そして【中】山から長い篠竹を切り出して、蔓を誘引する棚をつくった。
 【右】ついでに、こちらは農場の隅に一粒の種がこぼれて発芽した大麦。自給農場には珍しく、アブラムシを目にした。不思議なことに、この葉一枚にだけである。発見したとき、すでに、てんとう虫が飛来していた。自給農場では「害虫」による被害は経験がない。


J2010年5月13日 3種の麦
   
 【左】地ビールチャレンジのビール麦。遠景色は サーモンピンクか赤黄金となった。すでに、麦秋まじか、かと錯覚する。すばらしい光景だ。【中】工房直轄農場の六条大麦。これも穀粒が充実してきた。もうじきスズメとハトがやってくる。【右】ついでに、この時期に開花しているライ麦。おしべが大きい。例年、大麦の収穫が5月下旬、ライ麦はそれより20日ほど遅い。大麦は早稲のうえ、周辺では他に栽培がない。早めの収穫を心がけないと人類への分け前が皆無となる。

J2010年5月12日 製麦施設予定地周辺のいま
   
 【左】製麦施設予定地の西斜面。伐採後カットした丸太が斜面に転がっている。和製ホップ(カラハナソウ)が、カットしたクヌギ丸太や周辺の幼木・雑草に、からみつきはじめた。ホップの新芽はみずみずしく折れやすい。新芽に気をつけながら、今月中に丸太の運搬整理を終える予定で作業中。【中】丸太を堆積する場所には野生フキが群生。キャラブキに加工して季節の風味を楽しむ。【右】予定地南面の沢に自生するクレソンが満開。

J2010年5月6日 小麦の開花と中耕管理機
   
 【左】工房直轄農場の小麦(農林61号)が開花。霜がおりたと思えば真夏の気温。ゆるやかに移行する季節に順応してきた種はこの変化に面食らったか。まだ背丈が30センチほどしかないのに開花してしまった。【中】中耕管理機を入手した。種まき前の草かきに便利。かなり古い型だが、使用頻度が低く、物置の奥でこのときを待っていたのか錆が少ない。燃料系と電気系を修理すれば、まだ数十年、現役で活躍する。燃料系はキャブレーターまわりを分解掃除してok。ところが電気系はヤスリでポイントを磨いても、【左】写真の保存しておいた同型エンジンの電気系を外して、交換してもダメ。この躯体に移すとスパークがでない。分解と組み付けを何度もやった。2日間かかって、やっとたどり着いたのが「接点復活剤」の代用品、キャブレータークリーナーだった。若輩期、ジャンク物のマツダR360クーぺやピストンリングが磨耗したホンダS6をオモチャにしていたころ、ヤスリで磨きさえすれば百発百中でポイントが復活、始動した。しかし、およそ四十余年後の今回、はじめて「接点復活剤」の効果を思い知らされた。見事な衝撃のスパークが走ったのだ。

J2010年5月3日 農場現場のひとこま
   
 【左】種まき大作戦地ビールチャレンジのビール麦が穂揃い。わが国ではビール麦といえば二条大麦。二条大麦は閉花受粉性。つまり、花弁が開かないのだ。【中】工房直轄農場の六条大麦。これは開花受粉性。この時期、開花中。【右】製麦施設の工事進捗状況。貯蔵庫の拡張部分を施工中。この工事は来年を予定していたのだが。湿気対策は現貯蔵庫と一体のため、今期の梅雨入りまえに湿気対策だけを前倒しとなった。基礎の下にステンレス薄板を敷いた。この後、換気扇からの通風が基礎枠内すべてにゆきわたるよう、仕切り板を設置して、床板と壁板を貼る。
移動日 2010/5/6
J2010年4月29日 製麦施設の工事進捗状況 貯蔵庫−電力線の敷設−
 今日は、母屋から貯蔵庫(西物置)まで、100V2系列の回路線を地中に埋設して、西物置に単相200Vラインと単相100Vラインを確保する工事をおこなった。単相200Vはインバーター用。単相100Vは電灯をはじめ農機具や電動工具などの電源に活用できて便利になる。
 なお、貯蔵庫に電力線を敷設する理由や単相200Vライン(100V2系列の回路)の確保確認についてはコンデンシングユニッの改造と電気配線に掲載。
     
 【左】母屋から西物置までおよそ15m。ツルハシで溝を掘る。【左中】塩ビ管に電線を通して密閉する。電線は余裕をもって30m用意したのだが、3mほど足りない。母屋の屋根下から地面までのラインを直角に配線したためか。やむなく半田づけをおこなって拡張した。【右中】西物置への立ち上がり。塩ビ管内に雨水が入らないよう、接続部をしっかり溶着する。【右】西物置の屋内配線をおこなって完了。ほかのタスクと違って、このタスクは一日で完結した。
J2010年4月27日 農場現場のひとこま
   
 【左】と【中】種まき大作戦地ビールチャレンジのビール麦が出穂。ノギとその付け根が赤色を帯びている。今年は低温期間が長いため、ジワジワとじっくり育っているので、穀粒がおおきく育ち、豊作ではないかと期待。【右】泥でよごれたトウキョウサンショウウオのタマゴ。製麦施設予定地からその取水口に向かう町道のわだちの水溜り数ヶ所に産んである。マガタマの大きさは親指と人差指をつなげたほど。沢から30mほど離れている。ほとんどが野鳥の密猟に入る自動車の車輪につぶされる。避けてくれるよう、まわりに倒木を置くのだが。
J2010年4月23日 『いなかスイッチ』の連載3回目の記事目指せ!国産100% 種まき大作戦 地ビールへの道、春号に掲載です。
J2010年4月22日 製麦施設の貯蔵庫をつくる ページをまとめはじめました。
J2010年4月21日 農場現場のひとこま
     
 【左】精麦施設予定地を整地。燃料用の薪をうず高く積んでおいた場所。薪の破片や虫の糞などが表土を肥やしていた。育苗培養土として活用するためにこの表土を運搬するとともに予定地を整地した。【左中】大麦が出穂。異常な今年の寒気で遅れたために、茎がじわじわと時間をかけて育ったので、豊作ではないか。どれだけ鳥にあげて、どれだけ人間の取り分とするか。なんて言っていると、100%野鳥に食われてしまいかねない。この集落で、ここでしか栽培してない、早稲な大麦の栽培は野鳥対策がいちばんの課題だ。【右中】麦の畝間に緑肥のクローバーが元気に育った。【右】ソラマメが開花。酷寒のなか、雑草に守られてここまできた。これも豊作だろう。
J2010年4月13日 製麦施設の工事進捗状況 貯蔵庫−冷却機の設置−
     
 【左】室内機を掃除。07年製、年数が浅いが、ネジ止め部品はすべて分解して隅に溜まっている垢を歯ブラシと高圧エアーで落とす。【中左】室内機を取付けようとしたところ、右側はアングルが邪魔して2本のネジが入らない。もう一度解体するのは大変だから、なんとかしなければ。半日かけて2本のネジと格闘した。【右中】建物基礎の外側の湿気対策としてコンクリートを流す。屋根に降った雨水がここに集中する排水路。常識なら屋根にトヨを設置すれば済むのだが、それでは済まないのが非常識。【右】南面、柿の木の隣に室外機を設置。コンクリートブロックの上に置いただけ。ようやく配管作業の準備を終える。
J2010年4月9日 農場現場のひとこま
     
 【左】茅葺き東屋に昨年収穫のライ麦莢を載せる。この東屋、前世紀から建設を進めているが完成のめどがたたない。昨年中に「莢を刺す」とした目標も果たせない。とはいえ、多少の雨漏りを我慢しながら農具小屋として有効に活用している。【左中】精米麦機の駆動源、コンデンサー始動モーターの接点を取り出してポイントを磨く。【右中】製麦施設の貯蔵庫の基礎。コンクリ基礎の上に敷いた土台が腐ってしまったので除去して、外壁と基礎の間に農業用ポリシートを挟んだ。土台がない(宙に浮いたような)構造上脆弱な建物になったが、ケモノや虫の侵入が防げればよい。【右】製麦施設の貯蔵庫の外壁。腐った部分の外壁をはがし、内側に廃材のアルミ板を貼り、立ち上がりにコンクリートを打った。なお、この貯蔵庫に設置する冷却機の配管作業は近日中に実施する予定。
J2010年4月2日 『種まき大作戦』地ビールチャレンジの麦踏みが農林水産省の広報誌「aff(あふ)」3月号の表紙全面を飾りました。表紙記事25ページです。
J2010年4月1日 精米麦機をいただきました。
 精米に加えて精麦(丸麦)ができる。もちろん脱穀後にノギ(芒)やゴミを除去したり、製麦の根掻きにも活用できる優れもの。この網のままでキビやアワも籾摺り精白ができるか期待。
     
 【左】外見は還流式精米機だが「精米麦機」と表記してある。【左中】グローリ号、1/4 1/3PS。たったの0.25馬力で動くのでしょうか。【右中】入手すると、原理をしるために必ず分解する。【右】ここが心臓部。螺旋送り機構によってこの部分に溜まった穀類に圧力を与えて籾殻やヌカ、フスマなどを剥離する。つるつる滑る硬い麦皮を剥ぐために、精米機能だけの場合と比べると、明らかに異なった構造。普通の精米機には中央部の二枚歯がない。

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