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麦雑穀工房 自給農場 マイクロブルワリー |
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ざっこくこうぼう
麦雑穀工房マイクロブルワリーの自給農場では自然力にまかせた農法(自然力栽培)を採用して、安全で美味しく滋養豊かな食材を生産しています。
自給農場では野や山そして耕作地に暮らす生物生命のライフサイクルをできるだけ壊さないよう、さまざまな動物や植物そして微生物などと友好的に暮らして、それらが営む自然の力を有効的に活用しています。農具や資材は、自ら制作製造ないし廃棄前のものを譲り受けて修理再生して使います。つづき。
第一農場(不動橋北) 2004/9/6追加 古里1号
第二農場(不動橋南) 2004/12/4追加 わが国初のビール麦品種−金子ゴールデン−
第三農場(兎平) 2004/1/14追加 ブルーベリー、10/19追加 ホップの毬花
小川水源(館川ダム)
里山の資源・薪
出穂中のもちアワ−古里1号−

04年9月6日撮影。無耕転。7月上旬播種。ちょうど2ヵ月。雑草に負けず、たくましく出穂中。大きく立派な穂です。鑑賞用にもなりそうです。
この「もちアワ」古里1号(コリ1号)は、現在の奥多摩町小丹波(古里村)でつくられていた品種です。大戦後、東京農業試験場で品質と収量を比較したところ最も優れていたそうです(農文協『江戸・東京農業名所めぐり』p151)。播種期は「7月はじめころ」(同150p)とあります。この穂はJA東京教育センター学園長の大竹様から04年6月に頂戴しました。
手前は収穫中の二条大麦、通称ビール麦
奥の背が高いのがライ麦
ライ麦の手前にバインダーがみえます。自動で刈り取って手ごろの大きさに束ねてくれる自走式の機械です。この機械のおかげで私1人で収穫が可能になります。このバインダーは近隣で米を作っている方から「もともと中古。物置に長年放置したのでタイヤがだめになった。廃棄する」と聞きつけたので頂戴しました。高価な正規のタイヤは買いません。中古を検索。外見もサイズもかなり異なるタイヤであっても、取り付けさえできればこっちのもの。こうして便利に使っています。
出穂中のライ麦

緑肥として栽培したライ麦

11月上旬に播種したライ麦が、4月中旬に出穂。出穂すると背丈が2mに達します。
4月19日、刈払い機で3段にカット。麦莢、茅は刈払い機に絡まず、カットしやい。
さつまいもの花
2005年8月14日撮影 紫芋の花 数年前よりイノシシが出没するため全滅を覚悟して作付けたものの今年は珍しく食べ残しが数本あって、珍しい花をつけました。イノシシさん、紫芋は美味しくない?その後、「紫芋の花は珍しくない」と聞きました。
| 発芽しました。2004年12月3日8:00撮影。 霜の朝。無肥料、無耕転。 |
もうすぐ出穂。2005年4月26日12:30撮影。 背丈が30センチしか生育しない。貧弱。この品種は肥えた土地、練馬ならともかく。ここ小川での自然栽培には不向きか。 |
数日後、晴天の日に収穫です。2005年6月1日5:50撮影。あまぎ二条よりも10日ほど晩生です。茎や穀皮に赤色が混ざっています。 |
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| 金子ゴールデン(ビール麦品種の二条大麦)は北豊島郡中新井村(現在の豊島区豊玉)の金子丑五郎が1900年育成したわが国独自の品種。早稲で倒壊しない優れた性質を持つため、その後のビール麦の主要品種に血が引き継がれているそうです(農文協『江戸・東京農業名所めぐり』p112-112)。ビール麦の栽培が盛んだった昭和25年(1950)には東京で、生産者1044戸、練馬区だけでも440戸、71ヘクタールあったといいます(同)。この種はJA東京教育センター学園長の大竹様から04年6月に頂戴しました。 ・50年代、私が小さい頃、近所で栽培していたビール麦はどれも背丈が大人の肩ほどもありましたから当時でもこの系列でない品種も相当数あったようです。 | ||
登熟前のビール麦

2000年代の品種、二条大麦です。
そばの花

小川在来種。8月15日に4列播種したもの。「秋ソバは盆前後に播くとよい」という、このソバを70年間作付している方から1998年夏、いただいた種を受け継いでいます。ソバは適期に蒔かないと花は咲きますが実が付きません。
コウゾの実 アップ
コウゾの樹皮は和紙の材料です。この実はほんのり甘く、少し粘りがあります。この実が雨にあたるとコンペイトウのようにキラキラ光を反射して素晴らしいです。鳥が食べて、あっちこっちで種入りの糞を落とすため、コウゾの木が畑の周囲にたくさんあります。
6月、収穫直前の中力小麦

ブルーベリー

05年8月19日撮影。原種のビルベリーに近い品種、小粒。たくさん実が付きすぎて枝が地面まで垂れてしまっています。

04年1月14日撮影。まだ葉がついています。20株、若木。今年は30k程度の収量か。
橋南の果樹コーナーに親株が5本ありますが、水はけが悪いため収量が少ないので1998年、その株の枝を挿し木して2000年春、ここ山際の斜面に定植しました。
ホップの芽と毬花
04年3月8日撮影:左。ホップの芽がでました。
一般にビールには西洋カラハナソウをつかいます。これはいわゆる和製ホップ。カラハナソウの芽です。つくしのようなのがホップの芽、枯枝は去年の茎です。実生5年目。大株です。
右がビールに不可欠な毬花。9月下旬。収穫期ですが雨に濡れています。この毬花の個々の花弁の付け根にネバネバした苦味、アロマ、芳香成分があります。晴れた日に毬花だけを収穫、よく乾燥して保存します。
ホップの根とその芋
2006年3月25日撮影:ホップの根です。なんと! 芋に養分を蓄えています。

丸太材をそのまま使う小屋「ログハウス」。1997年1月、建築中。
裏山のクヌギ落葉を発酵堆肥にする:降雪期

人なつこく近寄るルリビタキ

山に入り堆肥の原料を集めていると、1〜2mほどの距離を置いて地面に落ちている枯枝にとまり、美しく愛らしい姿をみせてくれます。

自然力栽培の究極は、無肥料かつ無耕転です。小動物、昆虫、雑草、微生物と共生することで、それらの営みが、天敵を生息させて病害虫を抑制したり、保水性を向上させたり、地中に酸素を供給したり、作物に必要な養分を供給したりするのです。
しかし、土壌の性質はさまざまです。傾斜地のやせた土壌そのままでは、土が固く、昆虫や微生物が生息しにくく、雑草すらまともに育たないことがあります。長年、化成肥料と農薬に頼る耕作を継続していた土壌では、作物の生育に必要な微量要素が欠乏しているばかりでなく、毒素が蓄積して、有益生物が死滅しています。
自然力に頼るといっても、作物の品質と生産性の向上を期待するのがあたりまえです。作物の品質とは、栄養価が高く、安全であること。生産性は労働生産性と土地生産性に代弁できるでしょうから、地力の増大が最初にして大切な要素となります。
したがって、やせた土壌や平衡を失った土壌では、有益な物質を持ち込んで、生物輪廻のライフサイクルを形成する、あるいはそのサイクルをとりもどさなければなりません。
生物輪廻のライフサイクルが保たれ、それも人間がかかわりをもって創りだしてきた、典型的な場所が里山です。かつての私たちは里山を有効に活用していました。食材、燃料、肥料など、毎年収穫してきたにもかかわらず、人間がやさしく介入してきたために、自然の略奪が進まず、見事な人工自然がおりなされてきたのです。
そこで、自然力栽培では、こうした里山のメカニズムを耕作地に持ち込み、生物輪廻のライフサイクルを形成ないしとりもどして、その自然の営みを有効に活用するのです。ただし、里山から多くを略奪してはなりません。そこから得る資源には限度があります。自然界から得る恵です。資源を効率的に活用することが大切です。
里山から得るのは落葉・小枝です。このなかには作物の生育に有益な微生物類がたくさん棲んでいます。この微生物を増殖させてアミノ酸や蛋白質を合成させるために、このいきものが好む麦芽粕やフスマ(小麦の皮)などとともに堆積して、何度も切り返しをおこない空気を送り込んで自然醗酵肥料をつくっています。

里山の資源・薪

薪ストーブ
薪の運搬やカットに手がかかるが、やわらかい熱がポカポカ暖かい。
このストーブで2階まで暖まるので、他の暖房具が必要ない。

煙突
煙の排出を極力抑えて燃焼効率をよくするために、
ストーブには煙を二次燃焼させる触媒が燃焼室と煙突の間にあるものの、
炊きつけ直後や燃料投入直後はやはりこうした煙が出る。
クヌギ。昨年伐採。直径40cm〜60cm。
クヌギやナラは理想の薪。燃え終えた真っ赤な「熾き火」が素晴らしい。
山から切り出して、雨にあたらないよう管理する。
今冬の燃料
右は山桜とケヤキ。カット後2年目。
このなかに玉虫とルリボシカミキリの幼虫が沢山いる。
真冬でも、近づくとバリバリ木を食っている音が聞こえる。
かわいそうだが、すでに半分燃やしてしまった。
人間って、地球上で一番残忍で身勝手な生き物です。
左はクヌギ。伐採後1年経過
これには虫がつかない。
これはイチョウの大木。
雨よけのトタンの長さは180cm。いかに大木かが分かる。
カット後2年目。今年こそまな板をつくる。
円盤のまな板と普通のまな板。何枚できるかなぁ。楽しみ楽しみ
シイタケ栽培
熾き火で焼いたシイタケほど旨いものはない。
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