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実施工事
製麦施設に給電


2010年11月5日 製麦システムの電気工事-1(自宅から山際)
 今日は気になっていた製麦システムの電気工事を割り込ませた。この工事は施設の下流100mの自宅(屋根にソーラーパネルを予定)から、山際を経由して100Vの電源を引く送電線の敷設工事。しかし、実際には10年ほど前に敷設した仮の送電線が存在するのでこれを活用すれば工事は比較的簡単になる。ただし、仮の送電線は単に電線を置いただけなので、藪を刈り払うたびに電線を切断したりショートさせている。気になっているのは切断場所。数ヶ所あるし、仮の手当てだけで10年近く放置しているところもある。なお、山林内は刈り払いを実施していない。そこでこの敷設送電線の区間をつぎのように分けた。@自宅から山際までの区間。A山林内(自宅の山際から施設の山際までの区間)。B施設の山際から施設までの区間。
 問題は刈払いを実施している区間の@とA。区間Bは刈払いを実施してないばかりでなく敷設後10年の間に、電線が落ち葉や落下した小枝に埋もれて埋設したようになっている。この区間は安定しているのでこのまま利用する。
 長い前置きとなった。今日は区間@の作業を実施。自宅から山際まで。詳しくは、自宅外壁から埋設開始場所まで2mmのFケーブルを使用、長さおよそ20m。埋設開始場所には20Aのブレーカーを設置。そこより山林に入るまでの山際区間およそ12m、13Φの塩ビ管に2スケア(断面積)の「より線」を通して埋設した。


 ここから山林へと入る。なお、2スケア(断面積)の「より線」は、商用電源に使用すると直径1.6mmのFケーブルに相当するはず。


2010年11月9日 製麦システムの電気工事-2(山際から施設の小屋へ)
 これからは区間Aの作業を実施。山際から施設の小屋まで。この区間には難所がある。写真の幅1mほどの谷。いわば水無沢である。大雨があると急流となって岩や流木が滝のように転がってくる。ここだけは、塩ビ管では弱い。うまい具合に2mほどの鉄管の水道管が軒下にあったので活用した。谷の急流はこの鉄管の下を通る。


 山際からは勾配45度の斜面を3mほど降りて、小屋まで35m。斜面上にはヤマグリがあるし斜面には柑橘類を植樹したので収穫時行き来する。ここも電線の保護対策を講ずる。斜面の中央部から小屋までの区間は区間@同様、塩ビパイプに2スケアの電線を通して埋設した。


2010年12月8日 製麦システムの電気工事-3(施設内)
 製麦施設内にコンセントを5カ所とりつけた。コンセントなどというものはいつでも移動できるし、いつでも増設できる。とはいえあれば便利。たくさんあればなお便利である。今のところ、このページの性質上、製麦施設の仕上げ工事や製麦システムの機能試験のための電源を供給するのが目的というべきもの。しかし実際には、薪ストーブの燃料カットやホッププランターの製作など、日常の生活にかかわる活用の割合が高い。百姓は仕事が生活。生活が仕事なのだから、それでいいか。妥協か。バランスか。





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