麦雑穀工房マイクロブルワリーに戻る
 麦芽製造施設とシステムに戻る

製麦システム
浸麦発芽装置


2010年10月22日 浸麦装置に使用する水槽(桶)を製作
 浸麦装置に使用する水槽(桶)を製作した。大きめのリサイクル風呂桶を念頭においたが、あいにくちょうどよいものが見つからなかった。30kgの麦を7袋に分けて、この水槽で浸麦する予定。施設に設置する際、断熱対策と給排水接続工事をおこなう。


 この水槽の材料は10年前に解体した書棚の廃材と朽ちたステンレス作業台の天板。両者とも母屋裏の軒下で埃にまみれていた。書棚の廃材はたくさんあって、いろいろな用途に活用している。付設パブではカウンター掲示板と本棚がそれ。
 水槽の底板にはステンレス作業台の天板を利用している。数ヶ所、面状に錆がでていたので全面を研磨ディスクで磨いた。


2011年11月4日 はじめての浸麦発芽装置
 これの製作にかんして、およそ1年間の記録がない。ずさんな話、急に麦芽製造施設とシステムの試運転となった。
 石巻河北地方の大麦を使った『地ビールチャレンジ“石巻復興エール”(仮称)』の足がかりにこの19日、仮設住民同士の交流イベントとして麦芽飴をつくることになって急きょ、石巻産大麦の製麦になった。復興にかかわることや仮設住民同士の交流にかかわる活動が僅かなつながりではあっても、できること嬉しく思う。くわえて、その石巻産大麦を、はじめての製麦に活用できるとは、なんとありがたいことか。関連サイトはアースデイ東京タワー・ボランティアセンター種まき大作戦
 写真は浸麦槽に麦を投入したところ。ビーンズバッグ7個。各バッグには3kの麦を納めた。ただしこの前に10時間、小型保温槽で温湯浸しを実施して水切りもおこなっている。


 このシステム。浸麦装置と発芽装置を兼ねている。未完成である。扉がなく、伏流水による自動温度調整も中途半端。それでも今ごろは麦まきの季節。麦の発芽にちょうど良い気温なので楽観している。
 写真は伏流水が掛け流し位置まで達したところ。これより掛け流し開始。15℃ピッタリの水温。


2011年12月21日 製麦システムの心臓部、発芽装置に熱交換器と扉を設置
 製麦システムの心臓部、発芽装置に熱交換器と扉を設置した。
 熱交換器は発芽装置内部の温度を15℃前後に保つのが狙い。ここから100メートル余り上流から湧きだしている伏流水を接続している。大きなゴミだけでもろ過できればよいだろうと考え、茶漉し網でフィルターをしつらえた。数日間、テストしてみたところ、微細なミネラル粒子が熱交換器に留まってしまう。沈殿槽を通さねばならないようだ。なお、この熱交換器は、たいそう旧式な大型エアコンの室内機に内蔵されていたもの。


 内側に断熱材を貼った。熱交換器の周囲や棚の周囲の内壁、扉の内側。桶を除く全面。アルミ箔処理を施した発泡材。安価なので手抜きをして購入してしまった。扉のフックは手製。


2011年12月30日 製麦システムの心臓部、自然エネルギーによる恒温槽につかう部品を確保
 エコロジカルな仕組みづくりを進めてきている製麦システム。その心臓部、発芽装置は換気と温度管理が不可欠。これに自然エネルギーを活用しようと思い描いている。すでに年間を通して水温変化の少ない、それもふんだんに湧きでる伏流水を上流から導き、発芽装置内に設置の熱交換器に接続した。いいかえれば、発芽装置を天然の恒温槽にしようという腹づもりである。
 発芽装置には棚を7段用意した。各棚には水分を含んだ麦をおよそ5kを収納する。麦の層は5センチほどになる。発芽時、発熱するから、たとえ麦の発芽にちょうどよい季節であっても放冷が不可欠。逆に、ここ数日のように氷点下にもなるような時期には保温が必要。いずれにしても、発芽装置に収納した麦が常に発芽適温から大きく外れないよう管理する。
 さて、確保した部品。ひとつは槽内を攪拌するファン。これには使い古したコンパクトな扇風機が高機能で便利。湿気を嫌うコントローラ(電子部品を集積した黄色の基盤)は槽の外に設置する。コントローラが外にあれば電源の入り切りや風量調節がやりやすい。


 そこで、コントローラ部分とファン部分をジグソーで分離。


 もう一つがポンプ。当初、水位の落差力で十分だった。ところが、ここの伏流水は微細なミネラル粒子がまざる。その粒子が熱交換器の内壁に付着するにため沈殿槽が必要になった。沈殿槽を設けると伏流水の落差力が減衰する。残念だが、観賞魚向けほどの小型ポンプが必要になった。
 うまい具合に、裏の土間にある古い電気洗濯機に風呂水ポンプが内蔵されている。これをとり外して利用する。ネジ2本で簡単にとり外せた。ただし、DC100Vで動くので電線に整流器を半田付けした。なお、洗濯機から風呂水ポンプを外すと、それが繋がっていた2ヶ所から水漏れする。ここに、シリコンコーキングによる水止め処理を要す。
 この電気洗濯機は18年前に購入。湿度の高い裏の軒下土間に設置したうえに、ポンプは一度も使ってない。なのにポンプは完璧、完動。そのまま動作した。日本のものづくり力の素晴らしさを実感した。


 内部に設置したプロペラ部分。外部に設置した電子部品部。


 麦雑穀工房マイクロブルワリーに戻る
 麦芽製造施設とシステムのトップに戻る