雑穀Witを仕込む 2007年12月28日


玄関を出る
今日は仕込みの日。早起きして、犬の散歩をせず、朝食もとらず玄関を出る。5時をまわってしまった。

愛車が待つ
愛車の軽トラが待つ。仕込みを終えたら、麦芽粕を載せて帰る。

工房到着
工房到着。自宅から約2.7Km。
てくてく歩けば30分のみちくさ通勤

早朝のヤオコー
道路対面。早朝のヤオコー。


pubより仕込み場をみる。


仕込み場よりみる外の風景。

酵母は元気か
真っ先に確認する。酵母は元気か。
エアーロックからカタカタCo2を排出しているのでひとまず安心。
今回の酵母はベルギー産、ForbidFruit:禁断の果実。

昨日砕いた麦芽
昨日砕いた麦芽と雑穀。97kg。
できるビールの銘柄は「雑穀Wit」。



2時間かかってマッシングの準備となる。

  700リットルの仕込み湯を用意
   ↓
  張り湯
   ↓
  麦芽下ろし



7時 外の風景
6時半頃より空があかるみ始める。


仕込み釜のなかを覗く。温度は66℃
90分間かけてマッシング。
 麦芽が持っている酵素力で麦芽自身を麦汁に変換する活動。


10時16分〜 ろ過中。
ここでいう「ろ過」とは当工房の場合、仕込み釜から麦汁を取り出す活動。


11:20〜 スパージ。
いわゆる二番絞り。麦芽洗浄ともいう。温度は77℃。


搾った麦汁は電磁ポンプを経由して煮沸釜に移送。
500リットル移送するのに約2時間かけるから、移送速度は1分につき平均4リットル。


12時35分 ホップ投入
煮沸開始10分後に1番ホップを投入。
銘柄はWitなので、ホップの風味を強調しない。
ホップの投入はこの1回だけ。


13時53分 煮沸終了。 「ワールプール」工程と「静置」工程を経て
熱交換器経由で発酵タンクへの移送となる。


熱交換器経由で発酵槽に移送する。
このとき、移送ラインから酸素と酵母を投入。


Sight Glass
麦汁の移送状態の観察や酸素の供給状態をみるための窓。
このSight Glassの中に酸素の気泡を供給するエアーストーンと呼ぶ部品がある。


Sight Glassの中の気泡が見える。
このSight Glassの下に酸素を供給するバルブがある。


15時10分 移送終了直前の煮沸釜。
左右に電気ヒーターが突き出ている。
釜底の中心にはホップと余計な蛋白が澱となって山を形成している。


煮沸釜の澱を排出


16時 移送終了後の発酵槽


畑に還元するホップ澱


マッシュタンに残った麦芽粕


麦芽粕を排出する作業


軽トラに積んだ麦芽粕
この季節は日が短い。
麦芽粕は畑に還元。小動物や微生物が喜び、麦雑穀や野菜が元気になる。


17時半 片付け終了。